インドでの話

2年前に行ったインド、ジャイプール。
町の裏通りにひっそりとある研磨工場に行った

そこには大量の原石が積み上げられていて
殺風景な部屋の中には10人くらいの若いインド人が黙々と研磨機に石を押し当ててた

それは地道でとても丁寧な仕事だった

しばらくその作業に見入り
話してみると作業中の真剣な表情から一変
屈託のない笑顔が印象的だった

その工場を作った家族は世界の鉱山を巡り原石を仕入れに行っていた

強引なところもあるけどとってもあったかい人たちだった

自宅にも招待してくれた

ただデザインと石のクオリティだけを見てできるだけ安く買うことしか考えていなかったこれまでの仕入れからなにかが変わった仕入れだった

中国の卸問屋街に行き、商品になっているものを仕入れてくるのは難しくない

だけどその商品の背景はなにひとつわからない

この石はマダガスカル産だと言われればマダガスカル産と言って売るしかない
ほんとにそうかもわからないし、マダガスカルがどんな場所でどんな人たちがどんな思いで掘り出しどれだけのお金を手にしてどんな生活をしてるのかなんてことはまるでわからない

野菜ですら生産者の顔が見える時代に
より高額な石の出どころもはっきりしない
カットをどこの誰がしたのかもわからない

その生い立ちを語れる石屋になりたい

石を掘り出してるその場所を、採掘してるその人を、この目で見てみたい

知らない世界を見たいし体感したいし

人と関わって 伝えていきたい

出発まであと551日

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